詞世界

詩ではない。メロディーに乗せるための言葉達=詞。そこに書き手の生き様が現れる。ご覧頂けたら是幸い至極。

詞:MUSE

夜風に想う 駆け抜けた日々よ
未来を愛しても 過去は許してくれない

夜空に耽る まだ見ぬ日々よ
現在を愛したら 未来に許されるのか

正しさとは 過ちとは あるべき形とは?
答えなどない 誰も知らない 押し問答に終息を

別れと出逢い 不可避の摂理
希望はひとつだけ 誰も教えてくれない

歓びとは 哀しみとは ありたい姿とは?
答えならある 誰も知らない 押し問答を繰り返し

ただ何気無く ただ思うまま 歩き続けてきた
ただ気が付けば 取り返せない 代償が積み上がり
ただ何気無く ただ声をかけた 同じ痛みを知る君と
ただ気が付けば 失くしたくない 愛情が膨れ上がり

正しさえ 過ちさえ ここまで辿り着いた
事実が謳う 感じてはいる 押し問答の成れの果て

ただ何気無く ただ思うまま 歩く先で交わって
ただ気が付けば 取り返せない 現実の狭間で
ただ何気無く 取り憑かれた主観と 理想は相反して
ただ気が付けば 大したことはない 感覚で補って

理解さえ置き去りでいい ありたい姿なら
理想ならある 未来に描く 姿を目指し 歩き続けよう