詞世界

詩ではない。メロディーに乗せるための言葉達=詞。そこに書き手の生き様が現れる。ご覧頂けたら是幸い至極。

詞:グラデーション

言葉なんて 想いを乗せても 伝わらなくて
感情なんて 流されるだけで 当てにならない
態度なんて 気分次第で 幾らも変わる
笑顔だって 気分次第で 誰にでも向ける

君の仕草に、その笑顔に、惹かれていって…
わかっていても、諦めたフリの、想い膨れ上がって…

少しずつ塗り替えられていく2人は
まるでグラデーションのように

本心なんて さらけ出せない しがらみだらけ
つながりなんて 一時的で いつでも消える
手にしたはずさ 始まる錯覚 君との日々が
束の間だった ズレ始めてた 君との景色が

君の仕草に、その言動に、違和感覚えて…
わかっていても、心に刻んだ、キズは消えなくて…

少しずつ塗り替えられていく2人は
まるでグラデーションのように

想っていた 夢に見ていた そして伝えた
あの言葉は 何故君は 僕を遠ざけたの

繰り返す過ち すれ違う2人は
まるであの頃のように
笑い合うことさえもできない2人は
今も事実を見失ったまま

君はどこにいた?儚い夢だった?
繋げた手 冷え切ってしまう…
戻れない色彩 もうこれ以上 何も…

たとえ もし 君が恋に落ちたと知ったら
きっと何も手につかない
取り乱すだけで何もできない
染まり切った心はそう…闇

少しずつ塗り替えられてしまったのだろう
まるでグラデーションのように