詞世界

詩ではない。メロディーに乗せるための言葉達=詞。そこに書き手の生き様が現れる。ご覧頂けたら是幸い至極。

詞:春

春風よ そっと靡いて 君の髪を揺らしていく
春風よ 心を通う 出逢いと別れ また運んでくれ

風化していく景色は 樹齢数え切れぬ桜のようで
鈍化していく感情に埋もれたくないと願うにも関わらず

あぁ大切な人や記憶、、
頼りとするはこの肌を触れるその感触

春風よ そっと靡いて 君の髪を揺らしていく
春風よ 心を通う 出逢いと別れ また運んでくれ

幾年過ぎようと時の流れは速さを変えないと知り
御歳重ねる度情景は重なり個性を失くしていく

あぁ気付かずに訪れる、、
便りとするは耳に届く鳥達の囀り

春風よ そっと靡いて 君の髪を揺らしていく
春風よ 心を通う 出逢いと別れ また運んでくれ

愛した季節よ これから愛すべき季節よ
終わりと始まりをつなぐ 大好きな季節よ 春よ